ブログについて

「徒然草」の自分勝手な現代語訳(意訳)を中心に、ときどき自分の日常もつれづれます。

この嘲弄の上に乗ってふわふわと高い瞑想の領分に上って行くのが自分には大変な愉快になった。 硝子戸の中(夏目漱石)

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2012/03/05

The Holstee Manifesto について

2010年、ニューヨークで起業した「HOLSTEE」のマニフェストが良かったので、

意訳してみました。

http://shop.holstee.com/pages/about#the-holstee-manifesto

“When you eat, appreciate every last bite.” ってとこが特に好きです。(早食いなので)

*このマニフェストが好きな方はたくさんいらっしゃるので、正確な日本語訳はそちらをご覧ください。








































ここは、おまえが生きている世界。

好きなモノを見つけたら、やってみろ。くりかえし何度でも。

気に入らないことがあれば、変化球で攻めろ。

嫌でしょうがない仕事なんて、辞めちまえ。

時間がないなら、テレビなんか見るな。

愛されることだけ願っているなら、それは間違いだ。

その人は、おまえが本当に夢中になれる何かを見つけるのを待っている。

ストレスの原因ばかり考えるな。単純なことだ、本当は。

心の移ろいに耳をすませば、美しささえ見いだせるだろう。

食べる時は、噛み締めろ。最後のひと口まで、ゆっくり丁寧に。

こころを、両腕を、感覚をどこまでも広く開くこと。

人々と繋がるっていうことは、

つまり、一人ひとりの相違を分かち合うことに他ならない。

今度誰かに逢ったら、その人が入れ込んでることを聴きだすといい。

そして、感動を共有するんだ。

旅は距離ではない、いつでも歩き出すこと。

そこで得た喪失感が、おまえ自身の深みに手を差し伸べてくれる。

時には、どうしても100点を取らなければならない時がある。

ぬかりなくかかれ。

人生とは、おまえが出逢った誰かと何かを創造していくことだ。

さあ、そろそろはじめようか。

人生は短い。

おまえの想いを共有する旅に、力強く踏み出そうじゃないか。

2 件のコメント:

  1. 秋山晶さんあたりの世代の方が書いた広告コピーのようですね。
    (というかあの世代の方はアメリカの広告をお手本にしてるから、
    こういうレトリックは、むしろそのオリジンなのかな?)

    センテンスから次のセンテンスに行く時に、
    軽やかな飛躍があって、そこが気持ちいいですね。

    t.matsuuraさん、古文翻訳も英文翻訳もできるのですね!
    うらやましい…

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    1. そういえば、秋山晶さんのキューピーシリーズ好きだったなと
      思い出しました。
      影響されてたかもしれないです。

      僕が訳してるのは、
      外国文学や古典を読んでいるときに
      「自分だったらこう訳すのに...」っていう
      フラストレーションを解消してるだけの適当なものです。

      それより“創作”楽しみにしてますね!

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